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5/9(日)創薬編 開催(無料)|熊本から世界へ!ホンモノを知り、ホンモノに繋がる ~夢の形の見つけ方~

こんにちは!hanaです。

今回私は、熊本で行われている「SCBホンモノニツナガル」プロジェクトの次回開催の企画会議に参加し、代表を務める嶋田英敬さんにプロジェクトのことや、私たち学生へのメッセージなど、お話を聞いてきました。

SCBホンモノニツナガルプロジェクト とは?

熊本地震により教育環境が変化し、子ども達や若い世代の教育は影響を受けていました。

被災地では、どうしても子ども達の学習のレベルが下がってしまい、地域全体としての活力もだんだん下がってしまう、という状況があります。

このようなことを背景に、教育を支える方法として、実際に勉強を教える以外の方法を考え、「子どもに夢を持ってもらう、夢の形を知ってもらうことで支援になるのではないか」という想いからスタートしたプロジェクトです。

SCBとは、崇城大学・星合隆成博士によって提唱された地域コミュニティブランドSocial Community Brand)という地域活性化の新しい理論です。

2017年からこれまでに、“本物”と呼ばれる人たちと直接接することのできるイベントが、年2回のペースで合計6回開催されてきました。

テーマを設け、“ホンモノの講師“が講演を行います。

参加する子ども達は、講演を聞くだけではなく、他の参加者や講師の先生との対話を通して、「ホンモノに繋がり、ホンモノとは何なのかを知る」という、プロジェクトのコンセプトを体感します。

SCBホンモノニツナガル ホームページはこちら>>

 

SCBホンモノニツナガルの活動経歴

SCBホンモノニツナガルはこれまで6回開催。それぞれ以下のテーマで開催されてきました。

■第1回 医療編(2017年5月21日開催)
講演テーマ:腎臓の不思議~その働きから最新医療まで〜
ホンモノの講師:横尾 隆 氏(東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科教授)

■第2回 医療編(2017年11月12日開催)
講演テーマ:がん研究 なぜなに?
ホンモノの講師:木村 綾 氏(プロトコール・マネージャー・国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院臨床研究支援部門/JCOG運営事務局)

 

■第3回 医療編(2018年5月20日開催)
講演テーマ:アタマがいいとは、どういうことか
ホンモノの講師:岩田健太郎 氏(神戸大学大学院医学研究科教授・微生物感染症学講座感染治療学分野)

■第4回 宇宙編(2018年11月18日開催)
講演テーマ:「拾い続けることをあきらめない」〜火星の暮らしが教えてくれること〜
ホンモノの講師:村上祐資(むらかみゆうすけ)氏(極地建築家、特定非営利活動法人フィールドアシスタント代表)

■第5回 医療編(2019年5月26日開催)
講演テーマ:「好きこそものの上手なれ」〜病気・蚊・アフリカが教えてくれたもの〜
ホンモノの講師:嘉糠洋陸(かぬかひろたか)氏(東京慈恵会医科大学 熱帯医学講座 教授)

 

■第6回 留学編(2019年8月18日開催)
講演テーマ:「自分を主語に世界で学ぶ」
ホンモノの講師:髙島峻輔(たかしまりょうすけ)氏(ハーバード大学環境エネルギー工学専攻、NPO法人留学フェローシップ代表理事

 

代表 嶋田英敬さん インタビュー

Q「熊本でずっと生活していますが、こういった活動があることを知りませんでした。今まで参加している学生はどういったことをきっかけに参加していますか?」

嶋田さん「参加してくれた学生は、口コミで情報を得て参加してくれている学生が多いです。
2017年開催の第1回から、ずっと何回も参加してくれている子どもさんもいます。

 

Q「毎回テーマが設定されおり、医療に関係するテーマが多い中で、宇宙編や留学編などのテーマがありますが、どのような狙いでテーマを設定されていますか?」

嶋田さん「人とのつながりはタイミングがあって、テーマの設定については意図があってというよりは、その時のタイミングでのつながりを大事に、お話をしていただける方へお願いをしています。
例えば、留学編の時の講師の、高島さんの時は、前の年にシリコンバレーに行ったときにツアーに参加していて、そこで知り合って、熊本に来てしゃべってくれない?という話をして、とんとん拍子に話が進んで、講演をしてもらいました。
もちろん、時には断られてしまうこともあります。

 

Q「地方に暮らす学生で、自分の限界を何となく感じていたり、決めてしまっている学生も多いように感じるのですが、そういった学生へのメッセージを頂けたら」

嶋田さん「今の学生をうらやましくも思います。
今はネットがあり、繋がろうと思えばいくらでも世界を見ることができるし、繋がれる。
自分次第だと思います。
進撃の巨人でも、壁の向こうに世界があることを知ることで、見ようと思うでしょ?
まずは、世界を見てみようと思うことが大事だと思います。
リスクもあるかもしれないけど、ネットで見てみるくらいならリスクも小さいと思うので、今の人ならそれができると思います。

 

Q「インターネット上の情報は無数にありますが、どのように探していくのが良いのでしょうか?初めからある程度絞っていった方がよいのか…」

嶋田さん「最初から制限する必要はないと思います。
ただ、検索エンジンは知らぬ間に選別された情報になっているので、情報の偏りには注意した方がよいと思います。
たくさんの情報に触れてみて、最終的にはリアルに行ってみることも大事だと思います。
話を聞くだけでなく、実際に行ってみることで、空気感だったり、文化、考え方の違いなどを直接感じると納得しやすいのではないかなと思います。

 

大事なのは、チャンスに備えて準備をすること。チャンスはいつ来るか分からないから、来た時には迷わず飛びつく!思い切ってやってみて、ダメな時はダメな時、と割り切って考ることも必要。

 

インタビューを終えて

私は、今回初めて「SCBホンモノニツナガル」プロジェクトについて知りました。
熊本で、世界で活躍する人の話を直接聞けて、その人と話をすることもできるんだ!と驚きました。

講演会やインターネット上の動画配信などを通して講演を聞くことはできても、直接講演者と話をすることができる、というのはなかなかないことだし、地方に居ればより難しいことだと思っていました。

地方に暮らす学生としてなんとなく限界を決めて無理だろうと思ってしまっていることがありましたが、今回参加した会議の中で、「役に立つ形は色々あって、私たちが世界を変えても良いんだと思ってほしい」というお話もあって、私達は自分で思う以上に色々なことに挑戦してみても良いんだなと思いました。

 

第7回創薬編 開催のお知らせ

日時:2021年5月9日(日)14:00~16:00オンライン開催
テーマ「新薬研究の楽しさ」
参加方法:zoomによるオンライン参加
内容:講演会とワークショップ
対象:熊本県内の中学生・高校生・大学生
定員:80名(先着)
参加費:無料
申し込み締め切り:2021年5月3日(月)
申し込み:申込フォームはこちら>>

コロナの影響で、開催が延期されていましたが今回オンライン形式で、第7回が開催されることが決まりました。

オンラインではあっても、聞くだけや話すだけといった一方通行のものではなく、インタラクティブな、互いのつながりを感じられる形での開催となるよう工夫されています。

インタビューの中でもあったように、挑戦の第一歩目はインターネットで気になったことを検索してみる、ということでも良いと思います。

今、この記事を見つけて最後まで読んでくれたあなた!は、もうその一歩目を踏み出しているのではないでしょうか。

講演の専門を学んでいる人、これから学ぶ人、専門とは関係ないけど”ホンモノの講師”の話を聞いて糧としたい人、それぞれの関心から「本物を知る」ことができるイベントです。

興味を持った方は、是非ご参加ください!

 

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hana

旅行に行けるようになったら、1番に行きたいのはオーストラリア!な、理系学部M1の学生です。休みの日はついつい寝すぎてしまうのが、最近の反省です。笑
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