「地元で働きたい」勤務地のこだわりは、もう要らない?|急速に変化する働き方 ~就活指南~
【コロナ禍で働き方に変化】
こんにちは。キャリアコンサルタント石松衣美です!
コロナ禍は、就活にオンラインという劇的な変化をもたらしましたが、企業の働く環境にも大きな影響を与えました。
2020年、カルビーが単身赴任を廃止すると発表。話題になったのはご存知でしょうか。
リモートワークが可能なら、わざわざ会社の近くに住む必要はない。家族と一緒に住む家で、離れた場所でも仕事ができるからと、単身赴任を廃止することにしたのです。
カルビーはコロナ収束後もこの働き方を続けるとしています。
親が転勤する度に家族全員で引っ越し、転校で新しい学校に慣れるのが大変だったという方もいるでしょう。
これからはそんなことがなくなるかもしれませんね!
また、日本経済新聞とパーソルキャリアの調査(※)によると、「コロナ後もリモートワークを続ける」と回答した企業は5割。
個人も「転職時に柔軟な働き方の整備を重視する」と回答した人が、20代で76.8%と、企業も個人も働き方に関する意識が大きく変わっています。
私自身も転職サポートの現場で「リモートワークができる会社に転職したい」という声をよく聞くようになりました。
これから社会に出る学生の皆さんは、勤務地、リモートワーク、オフィス出社、働き方についてどのように考えているでしょうか?
※日本経済新聞2021年6月6日掲載
【勤務地にこだわる人へ その理由は?】
勤務地のこだわりで多いのが「地元で働きたい」。
それでは、「地元で働きたい」と考えている方にお聞きします。その理由はなんでしょうか?
「地元が好きだから」なら、そこに住めたら仕事は何でもOKでしょうか。
だったら、2つのパターンで就活ナビサイトを検索するといいですね。①勤務地縛り、②リモートワークが可能。
地元で働くことを希望する場合、地方は求人が少ないというデメリットがありますが、リモートワークも選択肢に加えればそれを解消できます。
「生まれ育った地元に貢献したいから」が理由なら、やはり地元に腰を据えた企業や公務員がよいでしょうか。
だったら、会社選びに、勤務地、本社所在地、転勤なしの条件は必須ですね。
このように、「地元で働きたい」理由によって、勤務地のこだわりが必要か、変わってきます。
勤務地にこだわりがある人は、「なぜそこで働きたいのか」を、いま一度しっかり考えてみてください。
【リモートワークで全国の会社の仕事ができる】
次は、コロナ前からフルリモートワークを導入している企業を紹介します。宮崎県に本社があるキャスターです。
コロナ禍でリモートワークが広まったことで、導入実績のある企業としてメディアにも取り上げられ一気に注目が集まりました。
主に、オンラインアシスタントを在宅で派遣する事業を行っています。
具体的には、総務、人事、経理、給与計算、データ入力といったバックオフィス業務をアウトソーシングしたい企業と、在宅で仕事がしたい個人を繋げる仕事です。
例えば、熊本在住でも自宅で東京の会社の仕事ができます。
子育てや介護で出社して働くのは難しいが、在宅で決まった時間に集中して働きたい人にピッタリです!副業にも活用できます。
さらに、リモートワーク未経験の人でも仕事ができるよう、リモートワークに必要なコミュニケーションツールなどが学べる講座もあります。
まさに、一人ひとりにあった働き方を実現させている企業です。
【おわりに】
昨年から私たちの生活は一変しました。それは働き方にも変化をもたらし、今後も続いていきます。
あなたにとって勤務地のこだわりは必要ですか??
それを考えるきっかけになれば嬉しいです。
自分に合った会社選びをするために、どんな仕事がしたいのか、その土地にこだわるのはなぜか、どんな働き方がしたいか、自問自答して答えが出せるといいですね。
就活生の皆さん、応援しています!
石松衣美ブログ
「自分らしい働き方生き方を叶えるためのヒント」はこちら>>
併せて読みたい関連記事
最新記事 by キャリアコンサルタント 石松衣美 (全て見る)
- 就活準備|大学1,2年生のうちにやっておいてほしいこと~就活指南~ - 2022年7月7日
- 6月からの就活|応募する企業がない!効果的な企業の探し方~就活指南~ - 2022年6月10日
この記事へのコメントはありません。