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外国人と一緒に働く?!多様性 <ダイバーシティ> を取り入れはじめた地場企業「明和不動産」を取材!

少子高齢化が進む日本にとって外国人の登用は必要不可欠になってきています。この熊本でも外国人技能実習生の受け入れが常に上位県となるなど、その波は到来しています。

熊本では、これまでは農業実習や製造業などでの“労働力”としての従事者や大手企業での登用が多数でしたが、地場企業の「明和不動産」では、今年度、熊本の大学や専門学校出身の外国人の新卒採用をはじめました。

そこで、今回、熊本の多様性<ダイバーシティ>を取り入れ始めた企業を訪問し、学生ライターとともに取材してみました。

 

外国人新卒採用をはじめた「株式会社 明和不動産」

今回は、熊本で外国人を正規雇用、さらに新卒採用を行っている「株式会社 明和不動産」をご紹介します。

株式会社 明和不動産は、1981年の創業以来、不動産賃貸・売買仲介、資産運用コンサルティング、マンション開発などの事業を展開し、今年で創業40周年を迎えます。現在は、不動産管理業、デジタル・通信業、保険業など「住まい」に関わる事業を幅広く手がけるミリーヴグループの中核企業です。

今回は、明和不動産で働く外国人社員、同僚、そして人事担当者に、現在の職場環境や今後の展開について話をお聞きしました。

 

明和不動産の外国人社員のみなさんと学生ライター

(左から)学生ライターやみーくん、アンドリューさん、学生ライターhanaちゃん、麻さん、ラムさん

明和不動産の外国人社員のみなさん
アンドリューさん
(32歳/フィリピン出身)本社勤務
フィリピンの大学を卒業後、フィリピンのホテルに勤務。現地を訪れたミリーヴグループの会長からスカウトされ、2019年 来日、明和不動産へ入社。同社にとって初めての外国人社員となる。

麻(マ)さん(28歳/中国出身)
アパマンショップ 熊本大学前店勤務
中国の大学を卒業後、来日。日本語学校1年半、卒業後、熊本YMCAで2年間ビジネスを学び、2021年新卒として入社。

ラムさん(25歳/ベトナム出身)
アパマンショップ 中央店勤務
ベトナムの高校を卒業後、来日。日本語学校で2年間、東海大学 経営学部観光ビジネス学科で4年間学び、2021年新卒として入社。

Border Line学生ライター
崇城大 院1年のhanaちゃんと熊大3年のヤミーくんです。
2人とも2023年卒予定で、この夏、就職活動を始めました。

熊本で就職した経緯

麻さん:
ビザの関係で大阪と熊本しか選べなかったのですが、大阪のような大都会には憧れがなく、情報を集めて、緑が多く、住みやすそうな熊本を選びました。

ラムさん:
自分の家族のために将来お金持ちになりたい、親孝行したいと考えていました。高校3年生の時に、先生から日本とかに行かないとそれは難しいとアドバイスされ、決心しました。
熊本のことは、全然知りませんでした。来日して学ぶには紹介会社を通さないといけないのですが、熊本を強く勧められて、熊本へ来ました。

アンドリューさん:
私は、会長のスカウトで熊本へ来ました。

実際に熊本の会社で働いてみての感想、自国の働き方の違い

麻さん:
実は中国で3~4年間、製造工場で働いていました。お客さんの対応もなかったし、営業もありませんでした。
性格も内向的で人と話す時緊張しやすいタイプなのですが、不動産会社で働いてみて、新しいチャレンジの毎日で楽しいです。
毎日新鮮で、日本と中国の社会文化が違うし、お客さんの対応やビジネスマナーに関してもなるほどな、と思うことが多いです。

ラムさん:
大きく2つあります。
①言葉の壁
4月から社会人になって3ヶ月なのですが、日本語学校で2年間、大学で4年間、トータル6年間、日本語を勉強しましたが、それでも言葉の壁があります。
聞き取れない部分も結構あります。みんなのおかげでなんとか3ヶ月乗り越えられました。
②計画してから行動する、スケジュール管理
明日なにをするか?これからなにをするか?まだスケジュール管理ができていません。
それが大変だなと思います。ベトナムはやりながらなので。
時間は財産、スケジュール管理は良いことだと思います。少しできるようになったかなと思います。

アンドリューさん:
熊本へ来た時は、日本語が全く分からなくて、社員さんに教えてもらったり、YouTubeで、アニメのナルトなどを見て学びました。

以前、フィリピンのホテルで8年位働いていましたが、働き方は全然違います。
日本人は仕事をめっちゃ真面目にします。
フィリピンでは家族みたいにフレンドリーですが、日本は厳しいです。でも、良い事だと思います。

日本のビジネスマナーは難しいですか?

麻さん:
日本語には、尊敬語、謙譲語、丁寧語があって、特に気にされるお客さまに接するときは、しっかり敬語を使わなきゃと思います。

熊本の印象はいかがですか?

麻さん:
みんな優しいです。
日本に来る前に日本のドラマを観ていたんですが、半沢直樹みたいに会社や部活などでは上下関係が厳しいと思って覚悟して入社しました。明和不動産に入ったら「オラー新人!」とか言われるんじゃないかと思っていました(笑)
実際に入社したら、全くそんなことがなく、上下関係なく会話をしてもらっています。
そして外国人への蔑視などがあるかなと思っていたんですが、明和不動産に入って全然ないなぁって思って、うれしかったです。

ラムさん:
熊本の人たちが大好きです! 熊本の環境、食べ物、毎日が素晴らしくて、楽しいです!

アンドリューさん:
熊本の人は、話しやすいし、良い人たちばかりです。

熊本の学生へメッセージ

麻さん:
普通に仲良くできて、一緒に会話ができたらうれしいです!

ラムさん:
これからグローバル社会になるので、絶対外国人と働く機会があると思います。国と国の壁がないように、楽しく接してください。外国人は怖くありません。

アンドリューさん:
みんな頑張って勉強してください。私は、日本語の学校に行ってないけど、普通にできてるから、皆さんもできます。
「気持ちが落ちることはあるけど、止まることはない。頑張るばい!!」

今後の夢や希望

麻さん:
私は、近い未来の夢(目標)を立てて、それに向かって進んでいます。あまり大きくなくて、一つずつ叶え続けていくタイプです。
今後の夢は、車を買いたい。そして結婚のためにお金を貯めています。

ラムさん:
夢というより会社にお願いなのですが、熊本に来る外国人が増えているので、外国人が気軽に行けるアパマンショップの外国人専門店がオープンして欲しいです。
そして、夢に繋がりますが、オープンしたら、店長になって、お金持ちになって、自分の地元で両親に豊かな生活を贈りたい。明和不動産に入って満足しています。

アンドリューさん:
不動産と関係ないんですが、料理が好きで、日本全国でフィリピン料理屋のビジネスを始めたいです。
一番の夢は、フィリピンと日本の架け橋になり、交流を生み出したい。困っている人を助けられる人になりたいです。

 

同僚 本田さんにラムさんの働きっぷりを聞いてみた!

(左から)アンドリューさん、ラムさんの同僚 本田さん、ラムさん、人事担当 山上さん、麻さん

最初に同僚が外国人と聞いた時の率直な感想と実際ラムさんと働いてみて

最初に聞いた時は、ちゃんとコミュニケーション取れるか不安でした。

実際日本語が上手で安心しました。ラムくんは、とにかく返事の声が大きくて驚かされています(笑)

賃貸契約における契約書類などの内容は日本人のお客さまへお伝えするのも難しいのですが、ましてや外国の方相手だと難易度が高いんです。
ラムくんがメンバーに加わってからは、外国人のお客さまがいらっしゃった際にラムくんを介してお伝えすることで、対応がスムーズに行くようになりすごく助かっています。

ラムくんは、暑い中、半日かけて物件の写真を撮りに行くなど、「大丈夫かな?」って思うくらい頑張りすぎる所があるので、無理だけはしないで欲しいと思います。

ラムさんと一緒に働いてみて、職場や考えに変化はありましたか?

元々スタッフの仲が良い店舗だったのですが、ラムくんが入ることによって更に明るい雰囲気になりました。
外国人の社員が入ったことによって大変になったことは全く無く、むしろ良くなったことばかりです。

外国人の同僚として、日本人へのメッセージ

『きちんと丁寧に伝える』ことです。
たまに日本語で一気に喋ってしまって、伝わったと思っていても伝わっていないことがあります。一緒に働く中で、十分に時間を設け丁寧に伝えることを心掛けています。

ここで人事担当者の山上さんから

アンドリューさん:
現在、本社の受付業務を担当してくれています。
いつも笑顔で、細かいところに気がつくし、基本的にジェントルマンでとても優しいです。さすが元ホテルマン!うちの会長がスカウトするだけあるなと思っています。

麻さん:
今年の新入社員は14名だったのですが、入社式の新入社員代表挨拶をしてもらいました。
挨拶を誰にしてもらうかを決める際、私が麻くんを推したところ、関係者で反対する人は誰もいませんでした。
他の日本人の新入社員も良い刺激になったと思います。
彼は、入社前に日本人の就活生と一緒にインターンシップに参加し、賃貸仲介店舗でアルバイトをしていましたが、所属していた店舗の店長からも高い評価を受けていました。

 

人事担当者 山上さんに聞いた外国人採用について

外国人社員、新卒を採用するに至った経緯、及び何期目ですか?

アンドリューさんが外国人として初めて雇用した社員であり、麻さんとラムさんが新卒採用では1期目です。

アンドリューさんの採用に至った経緯については、フィリピンから帰国された会長に「1人スカウトしたけん」と言われ、まさに青天の霹靂でした。

地場企業がグローバル化やダイバーシティを受け入れていく中で、アンドリューさんが当社に来てくれたことは大きな第一歩となりました。この経験を基に、外国人の採用を積極的に検討していくという企業文化が自然に構築されていきました。

外国人の方の来店やご入居者も増えているため、母国語で対応できる人材が社内にいるのは会社としても心強い!という思いもあり、新卒での採用も始めました。

外国人社員が入社しての会社内の変化はありますか?

受け入れる側の社員に抵抗があるかもしれないという懸念はありましたが、実際は『遂に明和不動産も外国人を新卒で採用する時代が来たか!』という前向きな思いの社員が多かったことが印象的です。

アンドリューさんを始め麻さんやラムさんも、周りの社員に溶け込むのが早く、コミュニケーション能力も高く全く心配が要りませんでした。

彼らが仲間に入ってくれたことで、社内により柔軟性をもたらし、考え方もさらに豊かになったと感じています。

今後の展開

今後も外国人の採用は続けていきたいと考えています。

専用の枠を設けてというわけではありませんが、説明会・インターンシップなど門戸を広げていきたいと考えています。

実績があるので採用にも繋がりやすいと思います。

熊本で外国人採用を検討している企業へのメッセージ

迷いもあるとは思いますが、まずは思い切って一度採用活動を開始されてみてはいかがでしょうか。

外国人を採用するにあたって、コミュニケーションが取れるのか、日本のルールを理解していただけるのだろうかなど、不安に感じることも多いかも知れませんが、当社では思っていたほどの大きな問題はありませんでした。外国人も日本人の就活生と一緒です。

 

まとめ

今回、みなさんのそう遠くない未来に、外国人とデスクを並べて仕事をする日が来ることを想定して取材を行いました。
明和不動産での取材を通して、外国人も日本人社員もみんな楽しそう生き生きしている!という印象を強く感じました。

外国人社員のみなさんは時折り熊本弁も交えて楽しそうに会話をしてくれ、インタビュー終了後には学生ライターとの連絡先交換の光景も。フランクで微笑ましいシーンを見ることができました。

熊本という地方に於いて多様性を取り入れ、企業そして地域がさらに醸成するためには、柔軟性と対応力を強化することの必要性を実感しました。

日本人とは違う発想力が受け入れられる、そして発揮できる企業風土は、外国人だけではなく、学生のみなさんにとっても“自身を活かす”ための会社選択の大きな柱になるかも知れませんね。

そして、あなたのキャリアの中で外国人と一緒に働く機会があった時、戸惑わずにスムーズに臨むことができるよう、この記事を思い出していただければと願います。

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■取材協力■

株式会社 明和不動産

住所 熊本市中央区辛島町4-35
tel. 096-322-5555
事業案内 ・不動産の売買、交換、賃貸借及びそれらの仲介業
・不動産に関する資産運用コンサルタント業

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Border Line編集部 てとてら

熊本のメディア出身。熊本のローカルなグルメと観光ネタが得意。熊本にまつわる素朴な疑問あったらお問合せください。お答えします。答えられなかったら、調べます。一緒に調査(取材)してくれる学生募集中
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