生涯のタバコ代は1000万円!?吸わないで資産運用すると…|学生とタバコとお金、を計算してみた
タバコを吸う人は年々少なくなってきていて、男性の喫煙率は昭和(1965年)は80%超、平成(1990年)は60%超でしたが、2018年には30%を下回り27.8%になっています。
平成初期には、職場でも定時後になると自席に灰皿をおいて、タバコをすっている人もいましたが、現在は、職場や街中、お店などでの分煙が当たり前になっていて、喫煙者には肩身が狭い時代になっています。
そんなタバコを一生涯吸い続けると、タバコ代も馬鹿にならず資産形成にも影響してきます。本記事ではタバコをお金の観点から徹底解説していきます。
たばこの費用は一生でどれくらいかかるの?
タバコ代は年々値上がりしています。『セブンスター』の価格は、1990年は220円、2000年は250円、2010年は440円と年々値上がりしていて、2021年には1箱600円になっています。ちなみに紙タバコで約6割(1箱360円)と税負担率も高くなっています。
そんなタバコを20歳から、喫煙者の1日の平均喫煙本数の15.5本*2019年の厚生労働省調査を、60年間吸ったとすると……、
30円/1本 × 15.5本/1日 × 365日 × 60年 ≒ 1018万円
なんと1018万円になります!今後の値上がりも考慮するともっと高くなることも想定されます。
たばこをやめて投資で運用すると、〇〇〇〇万円に!?
タバコを吸わずに1018万円を貯金するだけで大きな資産形成につながりますが、さらに投資で運用するとどうなるでしょうか。
タバコを吸わずに、積み立て投資すると……
30円/1本 × 15.5本/1日 × 30日 ≒ 1.4万円
毎月1.4万円の積み立て投資ができます。
60年間積み立てを続けたとすると……
毎月1.4万円 × 60年間 × 年利6% = 9876万円
毎月1.4万円 × 60年間 × 年利5% = 6371万円
毎月1.4万円 × 60年間 × 年利4% = 4191万円
とても大きなリターンになり、年金不安やインフレ物価高など将来のお金の不安を軽減する十分な額ではないでしょうか。
例えば、アメリカの平均株価は1802年から200年間の年率は6.6%になっています。2024年から始まる新NISA制度を使えば、累計で元本1800万円まで投資できて、投資利益にかかる税金をゼロにできるので、過去の歴史通りの運用ができれば、1億円近くの資産形成に繋がるかもしれません。
ただし、世界大恐慌(1929年~)で84%の下落や、リーマンショック(2007年~)で60%の下落など、短期的な大暴落の歴史もありますので、下落リスクも把握したうえで、投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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資産形成アドバイザー 鈴木靖啓
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