初めてのネットショッピング|危険が沢山!?詐欺事例を知ってお金を守ろう
ネットショッピングは、家にいながら色々な商品を比較検討できたり、実店舗より安かったりと便利で、手軽です。大学に入って初めてネットショッピングをする学生さんも多いかと思います。
そんなネットショッピングですが、実は、詐欺も多く発生しています。
筆者も2017年にネットショッピングで詐欺にあいました。ゴルフクラブを定価の半額(2万円)で購入し、銀行振込しても商品が届かず、警察に被害届を出すも返金されませんでした。
この記事では詐欺事例を知り、被害にあいにくくするためのチェックポイントを紹介します。
目次
■3つの被害事例
ネットショッピング詐欺の被害事例を見ていきましょう。
●購入した商品が届かない
サイトで商品を購入して、銀行振込などで代金を支払ったのに、商品が届かないことがあります。楽しみにしていた商品がなかなか届かず、メールで問い合わせても返信がなかったり、電話で問い合わせても繋がらなかったりします。
●購入した商品が粗悪品
購入した商品が家に届いたものの、段ボールを開けると、明らかに違う商品であったり、空箱のみ届いたり、購入した商品と違う、粗悪品が届くことがあります。メールなどで問い合わせても、連絡が取れなかったり、返金に対応してもらえなかったりします。
●買っていない商品が代引きで届く
注文していない商品が「代金引換」で自宅に届くことがあります。自分で色々な買い物をして何が届くかしっかりと覚えていない場合や、家族が不在時に家族あてに届いた荷物など配達員に代金を支払ってしまい、いざ開封したら身に覚えがない商品だったらゾッとしますね。
「日本郵政」や「ヤマト運輸」は代金引換で荷物を受け取った場合は、返品・返金に応じないとアナウンスしています。自分に身に覚えのない商品や、家族不在時に家族あてに届いた商品で、「代金引換」になっている場合は、受け取りを拒否しましょう。
■こんなサイトには要注意!騙されないためのチェックポイント
「消費者庁のインターネット通販トラブル」より引用
詐欺サイトには特徴があります。ポイントをつかんで騙されないように注意しましょう。
●商品が極端に安い
極端に値段が安い商品を売っているサイトは要注意です。他ではほとんど値引きしていない商品が40%OFFになっていたり、20%OFF位が相場なのに60%OFFになっている場合などです。欲しい商品が安く売っているのを見つけると嬉しくなりますが、一度立ち止まって他のチェックポイントを確かめましょう。
●クレジットカード支払いができない
支払い方法でクレジットカード支払いができないサイトは要注意です。なぜなら、クレジットカード支払いの場合、購入者が不正な買い物だと気がついてクレジット会社に連絡すると、店舗側の代金の売上と、購入者側の支払いを取消してくるので、詐欺業者はクレジットカード支払いを避けたがります。支払い方法が、「銀行振込」や「代金引換」しかない場合は注意しましょう。
また、クレジットカード支払いに対応している(と表示されている)サイトでも注意が必要です。購入手続きに進むとクレジットカード支払いが選択できなかったり、クレジットカード支払いで処理した後に、後日メールで支払い処理がうまくいかなかったので銀行振込に誘導されたりするケースがあります。
●ホームページやメールの日本語がおかしい、字体(フォント)が旧字体になっている
詐欺サイトを外国人が運営している場合は、翻訳ソフトをつかっているケースも多く、ホームページやメールの日本語が不自然なケースがあります。また、日本語のフォントをもっていなく漢字の一部旧字体になっている場合も、運営者が日本人でない可能性が高く注意が必要です。
●URLが不自然
ホームページのURLのドメインが、「top」「.xyz」など見慣れないものが使われているWEBサイトは注意が必要です(該当のドメイン名がすべて、悪質なサイトという訳ではありません)。また楽天などの大手ショッピングサイトに見た目を似せたサイトもあります。URLが通常と違う場合があるので、違和感を感じた場合、別の端末やブラウザで直接大手ショッピングサイトを開いてURLを比較しましょう。
■被害にあってしまったら
騙されないように注意しても、手口が巧妙化するなか被害にあってしまう事もあります。詐欺にあってしまった場合は、できるだけ早く相談・対応しましょう。
●警察に通報・相談する
被害にあってしまった場合、できるだけ早く商品を購入したサイトやメールなどの証拠をもって、警察に相談して被害届を出しましょう。
●銀行に連絡する
銀行振込で被害にあった場合は、振込先の銀行に通報して、振込先の口座凍結(口座の取引の停止)を依頼してください。「振り込め詐欺救済法」により、振込先の口座に預金残高が残っていれば、被害金の回収が可能になる場合があります。
●国民生活センターび消費者ホットライン188(局番なし)に連絡
ネットショッピング詐欺については、国民生活センターにも相談窓口があります。被害全般から救済までの相談に乗ってくれます。警察や銀行だけで救済までされなかった場合や、どう対応したらよいかわからない場合などに相談しましょう。
資産形成アドバイザー 鈴木靖啓
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