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水害とSDGs|現地に行けない学生ができること。パソコン一台で寄付を集める方法

みなさんこんにちは!
熊本出身の大学2年生なっちゃんです。現在は東京の大学に通っています。

今回は、私が所属している「NPO法人 SDGs Association 熊本」の活動を通して、災害時、現地のために何か行動したいけれど現地に行けない大学生にもってこいの支援の方法をご紹介したいと思います。

令和2年7月豪雨災害

さてみなさん、令和2年7月豪雨を覚えていらっしゃいますか?
熊本県南部の人吉市や球磨村を中心に大きな被害を受けました。

私は当時都内の大学に入学したばかりの1年生でしたが、オンライン授業のため実家のある熊本市内に居ました。

7月4日の早朝からテレビでは大雨で県南部の地域が水没していく姿、そして住民同士で助け合う姿が報道されていました。
SNSにもたくさんの支援物資を求めるメッセージが溢れていましたが、こんな時、自分に何ができるのか、なかなかわからないですよね。

そこで「災害時、現地のために何か行動したいけれど、どこで何をすれば良いかわからない!」という学生さんに、私が所属している「NPO法人 SDGs Association 熊本」が令和2年7月豪雨で活動した内容を元に、みなさんにほんの少しアドバイスができたらと思います。

 

NPO法人 SDGs Association 熊本について

まず、SDGs Association 熊本とは、2019年に熊本出身で中学校教師で二児の母でもある、神田みゆきさんという方が立ち上げられた団体であり、現在高校生から大人までが活動しています。

熊本県でSDGsと言ったら「神田さん」というほどパワフルで行動力にあふれた方です。

SDGs Association 熊本では年に数回イベントを開催しています。
ぜひホームページやFacebookをのぞいてみてください。
SDGs Association 熊本のHPはこちら>>

また、Border Lineでもその神田さんのインタビュー記事があります。
そちらもチェックしてみてください。

 

7月豪雨において「副業でつながる熊本・球磨復興プロジェクト」を発起

SDGs Association 熊本の活動の一環として私が携わっていたのが「副業でつながる熊本・球磨プロジェクト」です。

まず、この災害においてはこれまでにない問題が発生しました。

それは新型コロナウイルスによってボランティアが県内在住者に限られたことによって、被害を受けた地域の深刻なボランティア不足に悩まされたのです。

その問題を解決するために立ち上がったのが、この「副業でつながる熊本・球磨プロジェクト」です。

このプロジェクトは、県内在住者を対象として、従来のボランティアの仕組みとは少し変わった、災害復旧活動を副業として行ってもらうというプロジェクトです。

球磨地区と坂本地区に分かれて募集しました。

8月末からの2ヶ月弱のプロジェクトでしたが、いただいた寄付額は約500 万円、そして活動人数は述べ700人に上りました。

活動の様子など詳しいことはぜひ以下のホームページをご覧ください。
副業でみんながつながる 熊本・球磨復興プロジェクト>>

 

大学生が作成したホームページで500万円の寄付を集めた!

さて、SDGs Association 熊本はこのプロジェクトの後援を行っていたのですが、実はこのホームページを制作したのがなっちゃんこと、この私なのです。

私はホームページ制作とはほとんどご縁がありませんでした。

しかし、今回は無料でホームページが作成できるサイトである「ペライチ」を活用して制作をしました。
ペライチでは既存のフォーマットを活用するので簡単に編集することができるのです。

興味のある方は一度使って見ることをおすすめします!

 

水害とSDGs

最近よくSDGs(持続可能な開発目標)という言葉を聞きますよね。SDGsとは2015年に国連で定められた世界共通の目標であり、気候変動に対する解決策や貧困やジェンダーに対するアプローチをすることを掲げており、大きく17項目あります。

ではここで、今回の災害支援への携わり方はSDGsに当てはめるとすれば何番でしょうか?一度考えてくださると嬉しいです。

いくつ当てはまりそうですか?

私は特に「9 産業と技術革新の基盤を作ろう」「11 住み続けられるまちづくりを」「17 パートナーシップで目標を達成しよう」の3つが主に当てはまるかなと考えます。

パソコン一台での支援でこんなにSDGsと関係しているなんて、驚きですよね!

これはSDGsというキーワードを大きく解釈する必要がないということを示しているようですよね。

 

一番伝えたいメッセージ

さて、ここで今回私が一番お伝えしたいメッセージがあります。
それは

災害などがあった時、現地に行けなくてもパソコン一台で支援する方法がある

ということです。

パソコン一台というと現地に支援物資を送ることを思い浮かべるかもしれませんが、実は物資の受け入れ態勢や道路などのインフラが不安定な場合、物資が必要な人に行き届かないという問題もあったりします。

なので、今回のようにニーズが何かを考えてホームページを作るということは、現地に行けない大学生にもってこいの支援でもありますね!

そしてこのプロジェクトでは活動報告を随時行っていたのですが、そのページをTwitterとInstagramでシェアしていたのは、SDGs Association 熊本 学生チームの高校生たちなんです!離れていてもできる、立派なボランティアですね!そして同世代との繋がりができるのも最大の魅力だと思います。

この記事を読んでもし少しでも興味があれば「SDGs Association 熊本」で私たちと一緒に変化に対応する力を身につけていきませんか?

お気軽にご連絡ください。
SDGs Association 熊本のHPはこちら>>

Border Lineは、SDGsへの取組みに賛同します!

 

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なっちゃん

早稲田大学人間科学部(2020年入学) 高校までを熊本で過ごし、大学進学を機に上京。 大学では教育工学を専攻しており、人を幸せにするロボットLOVOTと一緒に暮らしています。 以前から環境問題、食糧問題などに興味を持ち、様々なイベントに参加してきました。その一つ一つの機会で知り合った様々な方々との繋がりを大切にしており、「チャンスが転がっていたら挑戦してみる!」をモットーに幅広く活動しています。
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