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初めての一人暮らし|超リアル!プロが教える現地で確認しておきたい重要ポイント

みなさん、こんにちは。

前回、「部屋探しをする前に調べておきたい街探し」の記事では、何度も現地確認が難しい人へインターネットを使って住みたい街を探す方法をご紹介しました。

今回は、実際に現地へ赴く時に確認しておきたい重要ポイントをご紹介したいと思います。


周辺環境に影響を及ぼすと思われるものがあるか?

生活をしていく上で、周囲からの「音」、「揺れ」、「ニオイ」、「飛来物」などが発生し個人的には「どうしても許容できない」ことがあります。

<音の具体的な例>
電車や飛行機(線路や空港のそば)、サイレン(病院・警察署・消防署)、子どもの声(保育園や学校)、歌声(カラオケ・スナック)など

<揺れの具体的な例>
幹線道路や線路に隣接する建物など

<ニオイの具体的な例>
飲食店の換気扇から出るニオイ、海のそばや魚市場の磯のニオイ、畑に撒く堆肥のニオイ、工場(食品・化学)の独特なニオイなど

<飛来物の具体的な例>
ゴルフ練習場のゴルフボール、グラウンドからの砂ぼこり、鳩など野鳥のフンなど

不動産の専門用語では、前述のような周辺環境に影響を及ぼすと思われる施設を「嫌悪施設」と呼ぶことがあります。

これらの施設は私たちの生活の中で必要不可欠な施設でありながら、「私の家のそばにはあってほしくない」と思う人がいる施設です。

具体的な例は以下の通りです。
1. 風俗店など住宅地としての品格を下げるような施設

2. 騒音、大気汚染、土壌汚染、悪臭、地盤沈下などを引き起こす公害発生施設

3. 不快感・嫌悪感を与える施設(原子力関 連施設、廃棄物処理場、下水処理場、火 葬場、軍事基地、刑務所、ガスタンク、 火薬類貯蔵施設)など

これらの施設を許容できるかどうかは、個人の感覚によって様々だと思いますので、地図や周りの街並みを確認して、ご自身でしっかりと見極めてください。
※出典 LIFULLHOMEʼS 不動産用語集より抜粋

日当たりと風通し

みなさん、部屋を探すなら「南向き」や「日当たりの良い部屋」って考えていませんか?

実は日当たりって「諸刃の剣」です。
「明るさ」の観点ではメリットなのですが、「暑さ」、「眩しさ」の観点ではデメリットなのです。

日当たりの良すぎる部屋に住んで、 夏場の日中は遮光カーテン閉めっぱなしなんてこともあります。

そのため「日当たり」という観点ではなく「明るさ」の観点から「部屋の前が開けているかどうか」を確認してみることをお勧めします。

部屋のすぐ前に遮蔽物がなければ、直接日が当たらなくても十分明るさは確保できます。

また、昼間は大学や部活、アルバイト・仕事などに行って部屋にいないのでしたら、「日当たり」の優先順位は下げていいのではないかと思います。

「部屋の前が開けているかどうか」は、「風通し」の観点からも重要です。

すぐ目の前に隣接する建物があったり、窓を開けても風が通らないような場所だったりすると、なんとなく息苦しい雰囲気になります。

また、風通しによる換気が十分に取れないと、湿気によるカビ臭さの原因になることがあるので注意してください。

時間・天気・季節による変化を想像してみる

物件広告に「幹線道路から少し入った閑静なエリア」と書いてあったら、魅力的に感じませんか?

ただ、実際に現地へ向かったら 「車通りの少ない寂れたエリア」だったなんてこともあります。

内見に行くときはほとんど昼間だと思いますが、時間・天気・季節に よって環境は大きく変化します。

「今」ではない時に、この場所がどう変化するのかを想像してみてください。

<時間による変化>
幹線道路のそばだと朝と夕方は通勤ラッシュで大渋滞。閑静な住宅街は夜になると人通りが減り街灯も少ない。

<天気による変化>
水路や窪地の場所は雨が降ると道路が 冠水する。
坂の上や台地にある建物は台風が来ると暴風が直撃する。

<季節による変化>
近くに藪や森があると夏は虫が大量発生する。
街路樹のそばは秋に落ち葉が大量に落ちてくる。
冬の坂道で日が差し込まない朝は凍結して危険。

心理的に受け付けない「何か」がないか?

心理的な「何か」とは、専門用語では「心理的瑕疵(かし)※」と言って、「見えない不具合」のことを言い、「私ならここには住みたくない」と思わせる要素のことです。

※先日の⺠法改正で「瑕疵」から「契約不適合」と呼び方が変わりましたが、「瑕疵」という言葉の方が意味は伝わりやすいと思いますので、この記事では瑕疵とします。

心理的瑕疵で一番分かりやすいのは、最近よく話題とされる過去に「火事・事故・自殺・殺人」が起きた「事故物件」です。

「もし、事故物件だと知っていたら、あなたは借りますか?」と言われた時、「イヤだ!」と思えば心理的瑕疵に該当します。

最近はメディアでも取り上げられる機会が増えましたが、「気にならない」という人は、家賃が安かったりというメリットを重視する人もいます。そのような人は“心理的瑕疵に該当しない”ということになります。

不動産会社は、対象物件に心理的瑕疵が存在するときは、事前に告知する義務がありますので、基本的には「告知事項あり」と表記されています。

ただし、不動産会社は心理的瑕疵の存在を知っていたら、告知する義務がありますが、「調査する義務」まではありません。

家主さんや管理会社から伝えられていなければ、不動産会社も知らないことがあります。

事故物件に関しては、「大島てる」という事故物件公示サイトが有名です。

※全ての事故物件が網羅され、正確な訳ではありませんので注意してください。

ちなみに、周知の事実(誰もが知っていること)も告知の対象ではありません。

例えば「この付近は災害や昔の戦で多くの犠牲者が出た」など、歴史上の出来事で広く認識されている事実などです。

心理的に受け付けない「何か」については個人の感覚に左右されます。

そのため、あなた自身で「これは大丈夫!」「これだけは無理!」という基準を設けておくといいと思います。

最後に

いかがでした?

今回はかなり切り込んだ内容になりましたが、そのようなポイントを頭に入れておいてもらうと、部屋探しの段階で、実際住んでみての問題回避に繋がるかと思います。

また、この記事は熊本に限らず、新天地に赴く人たちへのメッセージとして書かせていただきました。

部屋探しは「恋愛」に似ています。

一目惚れで失敗することもあれば、住み始めてから愛着が湧くこともあります。

限られた時間の中で、自身にとっての最良なお部屋が見つかることを願っております。

 

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上田耕太郎

1982年生まれ。熊本県合志市出身。 都市銀行、投資顧問会社勤務を経て熊本へ戻り、家業である株式会社フジ開発の代表取締役に就任。 不動産の有効活用業務を中心に、空き家問題の解決や公共施設の民間活用などを進めている。
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