民泊を豪華にして0円宿泊?ー100泊で完成する民泊 in 高森
初めまして。
今回、記事を担当するのは旅好きのやみーこと私。
阿蘇郡高森で変わった民泊をしているという情報を聞きつけ取材に赴いた。
0円民泊?
今回、取材した
ASOBERGHI DIFFUSI(あそべるご でぃふーぞ)の
「100泊で完成する民泊」は
熊本県阿蘇郡高森町にある一軒の空き家を借りて運営している。
家具やベットなどのものは全くない状態からスタートし、宿泊者に必要なものを寄与してもらい民泊の完成を目指している。
「100組の宿泊者とともに作る民泊」がコンセプトだ。
宿泊費は無料。
その代わり
・民泊にあったらいいと思うものの持参。
・宿泊者と民泊を作る過程をYOUTUBEにて動画を投稿
が必須だ。
予約はInstagramのDM
にて行う。
作業の内容や必要なものは予約する際に聞くのがおすすめだ。
食事は各自にお任せ。
近くにお店もあるが、宿のキッチンやBBQコンロも使用可能だ。
SNS等もチェック!!
・Youtube
・Twitter
・Instagram
・note
民泊建物内の情報
民泊への想いやこれからについて鈴木さんに話を聞いた。
民泊運営までの経緯
「もともと旅行代理店で働いていたのですが、ノルマをこなしていくうちに、楽しいことを仕事にしたいと考え、退職しました。
旅をする人に自信を持って勧めることができる宿を作るためにも自分で民泊を作ることを決めたんです。
今は、幼い頃から親しみのある高森にて地域おこし協力隊となり、もともと別荘であった家を借りてその家を宿として利用しています。
『地方の空き家を民泊化して地方の良さを伝える』をテーマにクラウドウドファンディングを募り、そこで得た70万円を初期費用として運営を始めました。」
運営開始当初とこれからの展望
「はじめた当初、ゲストが来た時は本当に何もなくて、外でキャンプして寝泊まりする日々だったんですが、今の民泊があるのはその方々のおかげなので、本当に感謝しかないですね。
現在は宿としては完成に近づいていて、子供連れのお客様にも利用していただけるようになってきました。
次のステージに行くためにも今年の夏は民泊を活用した企画を一緒に考えるメンバーを結成し、
そのメンバーでクラウドファンディングに挑戦しようと思っています。(詳しくはこちら)
協力隊の任期が終了する2022年7月までには空き家を民泊化する1つのモデルケースになるように努めたいと思っています。」
民泊体験してみた
13:00 出会い
壁紙を貼るという情報だけを聞いていて、想像がつかないまま当日を迎えた私。
手持ち無沙汰になったのでとりあえず、日本酒をバックに入れて出発。
宿は高森の別荘が立ち並ぶ中にある。
近くの森では夏にカブトムシが取れるそうだ。
この民宿を運営する鈴木さんに会うなり、中に誘導された。
初見の感想は「綺麗すぎる!」
雰囲気にワクワクがとまらない。
14:00 作業開始
作業前にYoutube用の作業説明用の動画を撮る。
演じるのは少し恥ずかしいが、楽しい。
その際に前回の泊まっていた方からのお手紙をもらい、暖かさを感じる。
今回は壁紙貼りを担当するのだが、初体験だったので、スタッフの方がとても丁寧に説明してくれた。
まずは壁と壁紙の採寸。
次に壁紙を切って、ハケでのり付けする。
最後に丁寧に空気が入らないように壁紙を貼る。
全体を通して和気あいあいと作業するので、とても楽しい。
のりがあれば簡単に壁紙を張り替えることができることを知ったので、機会があればまた挑戦したい。
15:00 休憩
作業は数分で終了。
「疲れましたよね。アフォガードを食べましょう」
「座っていてください!」と明るく促す鈴木さん。
至れり尽くせりだ。
今回の動画に差し込まれる企画としてアフォガードづくりをする。
アフォガードとはアイスなどに飲料をかけて食べるイタリアのデザートのことだ。
今回はスポンジケーキにアイスを乗っけてその上からコーヒーをかける。
コーヒーは先日のゲストからのプレゼントだ。
映えた画は撮れなかったが、コーヒーとアイスの相性は抜群だった。
過去のゲストからのプレゼントを駆使できるような企画をこれからも続けるそうだ。
Youtubeを是非チェックしてほしい(リンクはこちら)
18:00 BBQ
アフォガードを食べて、ゆったりした後はスタッフさんとBBQ🎶
趣味や高校時代の話で盛り上がった。
そんな盛り上がる夜も更け、22:00にはお開きにした。
7:00 起床
ベットもふかふかで、ぐっすり睡眠することができた。
ここでの1人の朝は1人暮らしの家での朝とは少し違って、広さや光の入り方も相まって、少し優雅に感じる。
ぜひ泊まる際は早起きをしてみてほしい。
少しゆっくりして、9:30にはスタッフの方に挨拶をして、宿を後にした。
帰りの車の中では、
「次、行くときは何を持ってこようかな」
「誰を誘おうかな」
とまた来ることを考えていた。
鈴木さんが大切にしている「モノ消費よりコト消費」とはこういうことなのだろうか。
さいごに
鈴木さんと出会って一番感じたのは行動力だ。
これからの民泊について話していた時も私との会話の中で出たアイデアを全てすぐに実現しようと決めていたのは驚いた。
民泊を始めるきっかけにしてもやはりパワフルな方なのだなと感じた。
鈴木さんが語るに民泊で一番大変なのは運営や管理なのだそうだ。
空き家の活用方法の1つのモデルケースにするためにも、これからはその課題点について良い解決策を一緒に見つけたいなと感じた。
何年経つかはわからないがそれらが解決していく未来はワクワクする。
鈴木さんと話していて、これからの民泊や地方創生について関して感じたのは「何かを一気に変えることは難しい」という当たり前のことだ。
たくさんの課題や解決方法も思いつくが、やはり一人だけで実行するのにも限界がある。
だから、一人ひとりを巻き込んでどこまでそのコミュニティーを広げていけるかということが大切なのだと思う。
この記事がその一歩になれたら嬉しい。
少しでも興味があれば、まずは泊まってみてほしい。
予約はInstagramのDMから。(リンクはこちら。)
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