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学生的サスティナブル!使用済み教科書を寄付の財源に|「STUDY FOR TWO 熊本大学支部」を取材

みなさんはボランティア活動に対して、どのようなイメージをもっていますか?

近年は地震や水害などが多く、災害支援としてボランティア活動が行われることが多くなってきました。そのような場面では、家屋の片づけの手伝い、物資の支援などが行われることが多く、ボランティアに対してそのような活動のイメージをもっている人も多いことでしょう。

しかし、ボランティア活動といっても幅広いものです。

ボランティアは「自由な意志に基づいて自発的に行う社会参加活動」のことを言います。ですから、災害支援だけではなく、自分の意志で社会のために活動していれば、それはボランティアということになります。

今回紹介するSTUDY FOR TWOもそんなボランティア団体のひとつ。

ただ、その活動方法が大学生ならではなんです。こういった活動方法もあるんだなと新しさを感じることでしょう。

今回は、そのSTUDY FOR TWO 熊本大学支部のメンバー3人を取材し、このボランティア団体の理念や活動内容、魅力について聞いてみました。(コロナ禍ということで、今回はZOOMを使ったオンラインでのインタビューです)

 

STUDY FOR TWO 熊本大学支部の3名のメンバー

寺松さん(熊本大学理学部3年生)

尾崎さん(熊本大学教育学部2年生)

井出さん(熊本大学教育学部2年生)

■STUDY FOR TWOについて

尾崎さん:STUDY FOR TWO(以下、SFT)は、「勉強したいと願うすべての子どもたちが勉強できる世界へ」と「大学の教科書をより安価に購入できることが当たり前の世界に」という2つの理念をもとに、全国の41支部が各大学で活動を行っているボランティア団体です。
2010年設立で昨年10周年を迎えました。

活動としては、使い終わった教科書を学生の皆さんから寄付していただき、それを次の学期で学生たちに半額で販売し、その売上を発展途上国(現在はラオスとバングラデシュ)の教育支援に充てています

SFT全体の活動実績としては、10年間で3000万円の寄付ができ、4万冊以上の教科書を大学生の皆さんに提供できました。
熊本大学支部は2014年から活動を開始しています。ただ、昨年はコロナ禍でまったく活動ができず、数字はゼロに近い状態でした。

■参加のきっかけは?

尾崎さん:私は中学生くらいからずっと国際協力に関心がありました。大学入学後にSNSでサークルを探していたときにSFTを見つけて、自分の関心に合うサークルだということで参加することにしました。

井出さん:私も教育学部に所属して、子どもに関わるボランティアをしたいと思っていたのと、国際協力にも興味があったので、そういった活動をしているボランティアがないか探していたところ、SFTがそのニーズに合致していたので参加しました。

寺松さん:僕もボランティアに興味はあったんですが、それ以前にボランティアの形が新しいなと思ったのが一番の理由です。
また、いろんな大学の人たちと関われるので、自分の視野を広げる意味でもいい機会になると思い、入ることにしました。

■活動内容について

寺松さん:大学ごとにいろいろと工夫されていますが、熊本大学では2つの方法で行ってきました。

1つは、福引きを用意して行う方法。
1冊につき福引きを1回引けるようにして、当たった賞ごとに景品を提供する形で寄付を募っています。学食前に露店を開いて、ビラを配りながら寄付を募っています。

もう一つが、
4年生の卒業時期に教科書を集めていることを宣伝したり、教授の異動の際に教科書を寄付していただけないか直接DMしてお願いしたりする方法です。

・福引きの景品としてはどのようなものがありますか?

寺松さん:これまでの景品では、1等に東京ディズニーランドのチケットや焼肉屋の5000円分商品券などがありました。
そのほかにAmazonギフト券や、500円、1000円くらいのものを用意していました。
福引きにはずれても、参加賞としてあめかチョコレートを選んでもらう形にしています。
また、この活動に共感いただいた企業や団体各社からの協賛もいただいています。
この記事を読んでくださった企業や団体でご協力がいただけるようになると嬉しいです!

■景品も含めた、運営費の捻出方法

寺松さん:毎年、熊本大学では「紫熊祭(しぐまさい)」という学園祭が開催されているんですが、そこで露店を開いてクレープなどを販売しています。その売上金すべてを活動費に充てています。

■現在、熊本大学内だけの活動?現在のメンバーは?

寺松さん:活動は熊本大学内だけになっています。メンバーも熊本大学の学生で構成されています。

尾崎さん:熊本大学では現在20名ほどで活動しています。

・今年の新入生の加入状況は?

尾崎さん:他の学年の加入はあったんですが、残念ながら1年生はまだ加入してきていません。なんとかしなくてはいけないと支部内で話しているところです。
もし、この記事を読んで興味を持った熊大生は、ぜひ、お問合せいただきたいです!

■売上金の使途は?

尾崎さん:2019年度はRoom to Readと、民際センターというところに寄付しています。

・そこでは寄付金はどのように使われていますか?

尾崎さん:奨学金や公共施設の建設費に使われていると聞いています。

■今後の活動について

井出さん:教科書を販売する際に目標額を設定していたんですが、達成することができませんでした。コロナ禍でオンラインでの活動が中心ですが、そのなかでどうやって寄付金を集めていくのか、寄付をもっと集めるにはどうしたらいいのか考えながら活動していきたいと思っています。

・このコロナ禍に於ける目標額を達成していくためには?

寺松さん:まだ具体的には考えていません。僕たちの代から2年生に執行部を引き継いだばかりで、これからというところです。優秀な子たちなので、僕らよりもよい実績を出してくれるものと期待しています。

■大学間の交流は?

尾崎さん:通年だと年に2回全体合宿というものが開催されていて、そこで全国の支部の方々と交流する機会があります。ただ、昨年は春合宿がオンラインで開催されて以降は開催されませんでした。

・九州の熊本大学以外の参加校は?

尾崎さん:基本的には大学ごとに参加していく形で、九州大学、長崎大学と長崎大学経済学部、福岡女子大学、立命館アジア太平洋大学、長崎県立大学シーボルト校、福岡大学です。

・九州内で現在、支部がない大学でも可能?

寺松さん:私たちのほうで対応できますので、SFTのホームページから問い合わせしていただければと思います。
事務局のなかに支部設立チームを作っていて、そこがサポートする形で新支部を設立する方法と、すでに支部がある大学に他の大学の学生が参加する形で活動する方法があります。

■新入生へメッセージ、このサークルの魅力とは?

尾崎さん:熊本大学支部のメンバーは本当に仲が良くて、先輩たちも優しいです。優しい方がたくさんいて、活動がとても楽しいです。また、他大学の人たちや企業の方と交流する機会があるので、社会勉強にもなります。

井出さん:日本のなかにいながら、国際協力ができます。また、事務局や営業、会計など、いろんな役割があって、それを担当することで自分が今まで経験しなかったことや大学では学べないことに携わることができます。いろんな経験を積むことができます。

寺松さん:自分がやりたいことを取捨選択して行動するだけで、いろんなことを変えることができるのがこの団体の大きな魅力です。自分がやりたいことを応援してくれる環境なので。また、大学生の特権として、参加しても合わなければ辞めることもできます。ぜひ、新入生にはここでいろんなことをやって欲しいと思います。
また、サークルに参加せずとも、教科書を半額で購入するだけでその売上金が海外に渡り、つながっていくので、こういった形でも参加して欲しいですね。

 

まとめ

今回はSTUDY FOR TWO熊本大学支部の活動は、大人が気づかない、大学生だからこそのボランティア方法で、新しくて面白い取り組みだと感じました。

コロナ禍でなかなか寄付してもらうことが難しい状況ですが、素晴らしい理念をもった団体です。様々な方法で活動していってほしいものですね。

また、新入生加入が少ないようなので、この記事を読んで興味をもった1年生のみなさん!ぜひコンタクトをとってみてはいかがでしょうか。
もちろん、他の学年の学生も歓迎!

他大学の学生でこの活動に興味をもった人も、ぜひアクセスしてみてください。

熊大支部 Twitter はこちら>>
本部 Twitter はこちら>>

 

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Borderline-N

6年前に奈良から熊本へ移住。「熊本は場所も人もご飯もポテンシャル高いのにまだまだ全国に知られていない!」と感じ、よそ者目線で情報発信をするように。若者ではありませんが、よそ者・馬鹿者の感覚で熊本の素晴らしいところを全国に発信していきたいです。
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