なかなか書類選考が通過しない?「会ってみたい」と思われる効果的な書き方とは|就活指南
こんにちは。キャリアコンサルタント石松衣美です!
私は就活相談でたくさんのエントリーシート(ES)を読んできました。これだけ読んでいると、時には「面白くない」と感じるESもあります。
「面白くない」とは、頑張ったことの羅列で、その人らしさが全く見えないESです。他の人と同じに見えてしまうのです。
私がそう思うのですから、企業担当者もきっと同じでしょう。そうなると、書類選考は通過しません。
面白いESはその人らしさがあります。読んでいるうちに、書類からムクムクと人物が浮かび上がってくるようです。
個性を表現できたESであれば、書類選考も通過し、面接でも自信を持って話すことができます。
そこで今日は、企業担当者に「会ってみたい」と思われる効果的なESの書き方をお伝えします。
【エントリーシート効果的な書き方】
個性を表現するのに効果的なのが動機です。具体的には「なぜそこまで頑張れたのか」を考えてみること。
しっかり自己分析できている人のESには、動機が書かれていて納得感があります。
「学生時代に力を入れたこと」を例を挙げて説明します。
資格取得に力を入れました。大変だったのは授業やアルバイトとの両立です。効率的に勉強するため、試験まで3か月の計画を立てました。1週間毎の目標を立て、週の初めに7日間の細かい計画を作りました。疲れて勉強できなかった時は、その週で必ずやりきると決め、翌日計画を練り直しました。最後の2週間、苦手問題に集中して取り組んだことで点数が伸び、試験に合格できました。臨機応変に計画を立て直す大切さを学びました。(199字)
悪くないです。頑張ったプロセスが書かれています。
計画を立て頑張ることができる人だな、臨機応変に対応することができる人だなと、良さも伝わります。が、何か物足りないです。
そこで、「なぜそこまで頑張れたのか」。動機を付け加えてみましょう。
資格取得に力を入れました。大変だったのは授業やアルバイトとの両立です。効率的に勉強するため、試験まで3か月の計画を立てました。1週間毎の目標を立て、週の初めに7日間の細かい計画を作りました。勉強できなかった時は、その週で必ずやりきると決め、計画を練り直しました。臨機応変に計画を修正し勉強を続けるのは大変でしたが、一緒に勉強を始めた友達には絶対に負けたくないと最後までやり遂げ、試験に合格できました。(200字)
負けず嫌いがこの人らしさです。
この人なら、困難があっても負けず嫌いを発揮して仕事を頑張ってくれそうだと想像できます。動機を付け加えると、らしさが見え、文章に力強さが出てきます。
さらに、動機は人によって違います。こんな人もいるでしょう。
資格取得に力を入れました。(略) 臨機応変に計画を修正し勉強を続けるのは大変でしたが、それまで頑張った時間を無駄にしたくない一心で最後までやり遂げ、試験に合格できました。(199字)
頑張った時間や経験を大切にするのが、この人らしさと言っていいでしょう。
この人なら、2、3年経験を積んだら、そこで得たものを必ず力にして頑張ってくれそうだと分かります。
このように「資格取得に力を入れた」とエピソードが同じでも、動機は人によって違います。個性を表現できるということがわかったでしょうか。
なかなか書類選考が通過しない方は、自分のESが頑張ったことの羅列になっていないか、らしさが伝わるか、チェックしてみてください!
【個性が表現できないのはエピソード選びが間違っている!?】
もし、「なぜ頑張れたのか」考えてみてもわからないという人がいたら、それは、たまたま上手くいったことなのかもしれません。
つまり、エピソードありきで書いている場合です。
例えば、「アルバイトで売上が〇%アップした」「部活動で県大会に出場した」など、聞こえのいい結果に引っ張られエピソードを選ぶと、こうなってしまいます。
こういう場合は、あなたらしさを発揮したエピソードを探し出すため、もう一度自己分析からやり直すことをおすすめします。
就活生の皆さん、応援しています!
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