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【日本とどう違う?】アメリカのコロナウイルス対策事情

こんにちは!すぎもとです。
3月の末にアメリカ留学から帰国しました。そこで、日本でも危機感が高まりつつある新型コロナウイルスに関するアメリカでの体験についてお知らせします。

私はアメリカのワシントン州のカレッジに留学していました。帰国した3月21日時点でワシントン州の感染者数は1793人です。

学校生活への影響

アメリカでの初めてのコロナウイルス感染が確認された3月序盤は多くの人が楽観的でした。もともとマスクをする文化がないためほとんどの人がマスクをせず(そもそもマスクが販売されていなかった)、すぐに終息するものだと考えられていました。

しかし、ワシントン州での感染者が162人になった3月9日から授業が全てオンラインに変わりました。(図書館やジムなど学校施設はオープン)。

図書館はオープンしていましたが、消毒用アルコールが至る所に置いてあったり、密接して座ることを禁止したりと対策が講じられていました。

席制限

図書館の席では密集を避けるために隣同士に座ることは禁止されました

図書館

至る所に張り紙があります。

3月18日、感染者数が1187人になり全てのキャンパスが完全にクローズし、外出自粛が要請されます。

そのため、学期末のテストは全てオンラインで行われました。

プレゼンテーションを行う授業があったのですが、それは発表動画を録画して提出するという一風変わった形に。

オンラインへのスムーズな移行、柔軟さにアメリカらしさを感じました!

オンラインプレゼンテーション

学期末テストのプレゼンテーションもオンラインで提出

 

対応まとめ

学校の対応まとめ

日常生活への影響

ちなみにこの頃、日本でトイレットペーパーやマスクの買い占めがあったように、アメリカのスーパーでも色々なものが手に入りづらくなっていました。

トイレットペーパーはもちろん、卵や牛乳、カップラーメン、缶詰などの食料品もスーパーから消えました。

商品棚

アメリカの大型スーパー「ウォルマート」でも商品棚はガラガラ

日本でもお馴染みのコストコでは入場制限のため、開店前から行列ができていました。開店後だと1時間ほど待つ必要があるそうです。

コストコ前の行列

コストコに入るためにも行列が…

3月初めにはマスクをしている人はほとんどいませんでしたが、3月半ばになると外出する人のほとんどがマスクを着用していました。さらに、感染予防のためにゴム手袋を着用している人も少なくありませんでした。

たった2週間でここまで人々の危機感が高まったということにウイルスの脅威を感じます。

3月22日の帰国時には外出する人はかなり減っており、ほとんどの国際線がキャンセルされていたため空港は閑散としていました。

空港

人がいない成田空港国際線チェックインカウンター

まとめ

記事執筆の時点(2020/4/5)では熊本県の感染者数は18名となっています。首都圏を中心に感染拡大はしばらく収まりそうにありません。

一人一人の感染症対策に関するリテラシーを向上させることはもちろん重要です。

感染が今以上に拡大したときに、IT後進国と揶揄されることもある日本で大学等の教育機関がどれだけアメリカのようにオンライン授業へスムーズに移行できるかどうかも非常に重要だと感じました。

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tusugimo625

熊本大学出身、東京在住の会社員。哲学・教育・テクノロジーに興味があり。
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