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【就活で悩んだときに読んでほしい】働く女性の相談現場から人生の転機を考える~就活指南~

こんにちは。キャリアコンサルタント石松衣美です!

私は働く女性向けの転職キャリア相談も行っています。

それは、私自身が現在の自分らしいキャリアに辿り着くまで苦しんだからです。

昔の私のように違和感を持ちながら働き、「このままでいいのかな…」とモヤモヤしている人たちはいるだろう。
そういう人たちに寄り添い、次のステージへ一歩踏み出すお手伝いができればと始めました。

相談に来るのは、20代後半から40代の女性で、正社員や派遣社員、事務、営業、技術職と様々です。

・女性をアシスタントと考えている。このままでは成長できない。
・前例踏襲の上司で改善や提案を聞いてもらえない。
・会社の方針に違和感がある。自分のやりたいことと違う。

それで仕事を続けるか転職しようか悩んでいるという話が多いです。

学生の皆さんにとっては、就活は一大事。いい会社に就職できるかどうかで人生が決まると考える人もいるでしょう。

が、就職は人生のゴールではありません。私のところに相談に来る方たちのように、社会人になってからもキャリアを考える転機は誰にでも訪れます。

長い目で見ると、就活もその転機の一つ。何を考え、選択し、行動するかが重要で、キャリアとはそういう転機の積み重ねで出来上がっていくものです。

ですから、就活で思い悩んだときは、これで全てが決まるわけではなく、長い人生のほんの一コマだと俯瞰して考えてほしいと思います。

そこで今回は、学生の皆さんに、長期的な視点でキャリアを考え、将来の見通しをイメージしてもらうために、よくある人生の転機について書かせてもらいます。

【誰にでも訪れる人生の転機】

①入社直後のリアリティショック

リアリティショックとは、入社前に思い描いていたことと、入社後の現実の違いに大きなショックを受けることです。この違いが生じる理由は3つ考えられます。

・やりたい仕事ができない現実を知り、ショックを受ける
・学生の仕事理解・企業理解が不足していた
・企業の入社前の説明が良い話ばかりで悪い話がなかった

リアリティショックは誰にでもあります。大切なのは、ショックを受けた後、どう考え行動するか

自分なりに折り合いをつけ仕事を続ける人もいれば、短期間で辞める人もいます。

どちらが正解ということはありません。覚悟をもって選択すること。それが次のキャリアへと繋がっていきます。

 

②30歳を前にして訪れるキャリアの転機

この頃には、一人で仕事ができるようになっています。目先の仕事だけでなく、周りを見る余裕もあります。30歳という節目を前に、このまま続けるか転職するかと考える人は多いです。

以前から「違和感」を感じ、それに向き合うことを先延ばしにしてきた人にとって、30歳というわかりやすい変化は、自分のキャリアを考えるターニングポイントになるようです。

 

③30代後半から40歳にかけて自分らしいキャリアの選択

10年以上も働けば、自分の仕事、会社や業界の見通しを客観的に見ることができるようになっています。

積み上げてきた経験から、自分の得意分野や、心から喜びを感じるやりがい、苦手なこともわかっているでしょう。

得意分野を売りに、転職してキャリアアップする、起業する道もあります。あるいは、部下のマネジメントや後輩の育成など、役割を変えて同じ会社で働き続ける道もあります。

いよいよ「自分らしいキャリアを選択するとき」と考えてよいでしょう。

 

④女性のライフイベント

一連の流れに、女性は結婚や出産のライフイベントが加わり、その度に選択を迫られます。

仕事を一旦休止し専業主婦の道を選ぶこともできますし、働き続ける場合でも、育児休業をいつまで取るか、パートナーと交代で取るかなど、現在は選択肢も増えました。

企業や地方自治体によっては、子どもが3歳になるまで育児休業を取得できる場合もあります。実際に、私の周りには、第1子の育児休業中に第2子を出産し、育児休業を4,5年取って職場復帰した人が複数います。

いずれにしても、会社のサポート体制、行政の支援など周りの環境も重要ですが、何より大事なのは、パートナーとの協力、同僚や上司など一緒に働く人たちの理解です。

そのためには、ライフイベントが起きてからというより、日頃からコミュニケーションを密に取り、何かあったときは助け合える信頼関係協力関係を築いておくことだと思います。

 

⑤イベントがないことも転機

私のところに相談に来る方は、独身女性が多いです。キャリア理論では、イベントがないことも「転機」と考えます。

私自身も独身ですが、この理論を知った時ホッとしたのを覚えています。何もなくても悩むことはある、悩んでいいんだと自分を受け入れてもらえたような気持ちになりました。

ライフイベントの有無に関わらず、転機はある。頭の片隅に置いておくと、何かの時に役に立つかもしれません。

 

【自分らしいキャリアを実現するために】

2019年、経団連会長とトヨタ社長が相次いで「終身雇用を続けるのは難しい」と発言しました。これからは2,3回転職するのが当たり前になっていくでしょう。

転機は誰にでも訪れます。どんな会社に就職しても、自分で考え、覚悟を決め、自らキャリアを創っていかなければなりません。

就活はその第一歩。悩んだ分だけ、人生はきっと充実したものになると私は思います。

10年後、20年後、自分が笑顔でいきいき働いている姿をイメージして、就活という転機を乗り越えていきましょう!

就活生の皆さん、応援しています!

 

石松衣美ブログ
「自分らしい働き方生き方を叶えるためのヒント」はこちら>>

 

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大学職員として20年勤務。学生サポートや人事採用に携わる。キャリアコンサルタント資格取得をきっかけに自分を見つめなおし組織にとらわれずやりたいことをやると退職。現在、「自分らしく生きる」をモットーにフリーランスで活動。大学や転職支援会社で学生から社会人まで幅広い世代の就活・転職支援を行っている。その傍ら、キャリアお役立ち情報をブログで発信中。
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