コロナ禍は成長のチャンス!オンライン就活相談で見えた人間力の差~就活指南~
こんにちは。キャリアコンサルタント石松衣美です!
私はいくつかの大学で就活相談をさせてもらっていますが、今ではどの大学もオンライン環境が整いました。
緊急事態宣言やまん延防止措置が発令されれば、在宅勤務でオンライン就活相談。
解除されれば、私は大学へ出勤し相談ブースで対応しますが、学生は対面かオンラインか選べる学校もあります。
オンライン就活相談が増える中、相談内容が変化したと感じています。
そこで今回は、就活相談内容の変化とそこから見える人間力について書きたいと思います。
【オンライン化に伴う就活相談の変化】
①相談予約が増えた
オンライン相談は、対面より敷居が低くなるのでしょうか。コロナ前より予約数が増えました。人と話す機会が減り、誰かと話したい気持ちもあるのかもしれません。
残念なのは、連絡なしのドタキャンも増えたことです。どの大学もWEBで予約でき、便利な反面、学校に行かなくてよいとなると、予約したことを忘れてしまうのでしょうか。
就活にスケジュール変更は付き物。キャンセル自体は問題ないので、必ず連絡してほしいです。キャンセルが出れば相談枠に空きができ、他の学生が予約することもできます。
就活サイトのエントリー開始前後や、採用面接が本格的に始まると、予約が埋まってしまい、利用したくてもできない学生も出てきます。周りへの影響も考え、マナーは守ってほしいです。
②キャリコンではなく何でも屋!?
オンラインになって一番変化したのは相談内容。就活相談というより、「わからないことを誰かに聞きたい」という不安の受け皿になっているようです。
例えば、「今は学校に入れないのか?キャリアセンターは開いているか?」と質問されれば、学校の方針を説明したり、オフィス開室時間を教えたり、
「学内合同説明会があると聞いたが申込方法がわからない」と言われれば、合説のお知らせが掲載されている学内HPを教えたり、申込URLをチャットで送ったり。
コロナ前の就活相談はエントリーシート添削や面接練習がほとんどで、こんな質問をされることはなかったので、「私は何でも屋か!?」と最初は戸惑いました(笑)
ですが、学生の生活状況を想像し、頭を切り替えました。
学校へ行く機会が減ると、友達に「ちょっと聞きたい」ができないのかな、一人暮らしの学生は一人で部屋にいればさらに不安だろうと、どんな些細な質問でもできるだけ丁寧に対応するよう心がけました。
大学側も、学生が孤立しないようコミュニケーションの場を作ったり、学生への周知をわかりやすく改善する必要もあると思います。
【学生のうちに高めておきたい人間力】
一方で、余計なお世話ですが、こんな質問をしてくる学生は、「このまま社会人になって大丈夫だろうか」と心配にもなります。大学HPなどをチェックすればわかることだからです。
わからないことがあれば、自ら積極的に情報を取りに行き、自分で考え行動している学生もいるわけで、コロナ禍でオンラインが増えたことが原因ではないと、私は考えています。
これは、人間力の差です。
不安な気持ちはわかりますが、「コロナだから。学校にいけないから」と環境のせいにしていては現状維持のまま。人間的な成長は望めません。
この困難な状況をどう捉えるか。成長するチャンスと捉え、学生のうちに、自ら主体的に物事に取り組む練習をしてほしいです。
思い当たることがある人は、「まずは自分で調べる。どうすればよいか自分で考える」これから始めてみてください。
主体性、行動力を身につけておけば、社会人になってから大変なことがあっても、きっと乗り越えていけます。
最後に
誤解のないようお伝えしておくと、就活相談でこんな質問はダメと言っているわけではありません。
どうしてもわからない時は遠慮なく聞いてください。「不安な気持ちを誰かに聞いてほしい」と吐き出しに来るのもOKです!
今より少しでも前に進む。そのお手伝いをするのが私の仕事ですから。
就活生の皆さん、応援しています!
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