新聞は就活になぜ必要?自分ごと化して有利に進める|新聞の読み方~就活指南~
こんにちは。キャリアコンサルタント石松衣美です!
「最近気になったニュースは?」と採用面接で時事ネタを問われることがあります。
ニュースを見ない、新聞を読まない人にとっては厄介な質問ですね。
なぜこれを聞かれるのかというと、
・社会で起きている出来事にアンテナを張っているか=好奇心、情報収集力、問題意識
・物事を客観的にとらえ、自分の考えを論理的に話すことができるか=論理的思考力、伝える力
企業はこれらを見たいからです。この質問一つで、応募者の総合力がわかると言ってもいいでしょう。
時事ネタが苦手な人もいると思いますが、ニュースに関心を持ち、自分ごと(事)として考える習慣をつければ面接も怖くはありません。
自己PR、ガクチカ、志望動機を準備するのは当たり前。そこに一つ有利にするために、ぜひ時事ネタに取り組んでください。
今回は、その手段として新聞を読むことを提案します。
目次
【新聞を読むメリット】
①興味がない・知らないニュースに触れることができる
新聞は一つの紙面に様々な記事が掲載されています。興味がない話題でも自然と目に入るのがメリットです。
ネットニュースは、自分の興味があること、読みたいものを選んでしまいがち。
社会で起きている出来事を幅広く知る、視野を広げるには、新聞が一番です。
②ニュースの背景や専門用語など解説がある
速報性ではネットニュースですが、新聞のメリットは、ニュースの背景や経緯、専門用語などの解説があることです。
表面的な批評ではなく、深掘りして物事の本質をとらえることができます。
【読むテーマを決める】
新聞の紙面すべてを読むのは難しいですから、テーマを絞って読みましょう。
①志望する仕事、業界に関する記事
企業研究、業界研究に直結します。魅力を感じた点を抜き出しておくと、それをもとに志望動機を作成できます。
また、志望する仕事、業界の理解が深まれば、自分にできそうか、やりたいことが実現できるか、具体的にイメージでき、入社後のギャップをなくせます。
②興味のある社会問題
「最近気になったニュースは?」と面接で聞かれた時は、これを語ることをおすすめします。
希望の仕事、業界に関心があることをアピールするため、①の話題を語る人もいますが、
私が人事担当者なら「他は知らないのか。視野が狭くないか」と考えます。偏りなく広く物事を知っているほうが良いです。
「興味のある社会問題と言われても思い浮かばない」という人は、時事ネタの軸を一つ決めてみましょう。
例えば、SDGsの開発目標17の中からどれか一つを選んでみる。
「1貧困をなくそう」なら、一人親世帯の支援や子ども食堂について。
「5ジェンダー平等を実現しよう」なら、ダイバーシティー(多様性)に取り組む行政や企業について。
このようにテーマを決めてはどうでしょう。
③興味がない・読みたくない記事
毎日、①・②の記事が掲載されるわけではありません。
そんな時は、知らないことを知る良い機会と考え、あえて興味がない、読むのが面倒だと思う記事を頑張って読んでみましょう。
視野を広げるためにもいいトレーニングになります。
【読んだら考えをアウトプットする】
読むだけでは、冒頭に書いた「好奇心、情報収集力、問題意識」で終わってしまいます。
さらに、「論理的思考力、伝える力」を鍛えるため、インプットした知識や情報を自分の言葉でアウトプットしましょう。
①気になった記事を一つ選び自分の考えをノートに書く
・感想。記事を読んでどう感じたか。
・自分ごと化。自分だったらどうするか(あるいは、いま自分にできることは何か)。
大切なのは自分ごと化すること。「問題だ」「賛成」「反対」と言うだけでは、ただの傍観者。
当事者意識を持ち主体的に関わるにはどうすればよいかを考える。これが就活を有利に進めるポイントです!
②友達と意見交換する
一人でやっていると続かない、考えが偏ることもあります。友達と一緒に継続して取り組み、定期的に意見交換する場を作りましょう。
自分が読んだ記事を友達にわかりやすく話すにはどうすればよいか考えることで、伝える力を磨けます。
さらに、自分はこう思ったが、友達はどう考えるか。他の人の話を聞いて、「そんな考えもあるのか」と思考の幅が広がります。
【まとめ】
新聞を購読していない家庭や一人暮らしの人も、図書館で新聞を読んだり、電子版を購読するなど、自分に合った方法を見つけて取り組んでください。
ある研究によると、習慣が身につくまでには平均66日かかるそうです。まずは、2カ月を目標に友達と一緒に新聞を読むことを始めてみてはいかがでしょう。
就活を有利に進めるには、社会で起きている出来事を自分ごと化して考える習慣を身につけましょう!
就活生の皆さん、応援しています!
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