ミスター熊大 2021 へインタビュー|キャンパスライフや将来、大学受験について聞いてきた!
みなさん、こんにちは!
今回はミスター熊大へインタビューをしてきました!
今年11月にオンラインで開催された熊本大学の学祭「紫熊祭」の第十回ミスター熊大コンテスト(2021年)で、見事グランプリに輝いた教育学部3年生の坂ノ上 快さんです。
坂ノ上さんの現在の学生生活や受験勉強、そして将来のことなどを聞いてきました。
これから受験を迎える皆さんへのアドバイスもいただいてきましたよ!
では、ミスター熊大グランプリのキャンパスライフを紹介していきましょう!
現在の大学での学びについて
− 現在、熊本大学教育学部中学校・保健体育科の3年生とのことですが、どのような勉強をしていますか?
体育科は生体的な座学はありますが、ほぼ運動がメインの学科です。
基礎の教養の部分は1年次一緒に学ぶんですが、2年生になると専門の科を選びます。
ほかの学科の人たちには申し訳ないですが、体育科はわりと楽な方だと思います。
大学にいながら、体育科だけは体育会的な部活のノリでやっています。
− 教育学部に進学しようと思ったきっかけはなんですか?
高校が推薦入学だったんですが、その面接を受ける前に大学入学前のプランも考えておいた方がいいと先生から言われたんです。見通しを立てていた方が印象がいいと。
ただ、そのときは大学の学部のことはまったく知らなかったので、先生に聞いて、そのなかから漠然と教育学部がいいかなと思っていました。
その後、大学進学のときになって、一度は地元の鹿児島から出たくて、大学を探して熊大への進学を決めました。
九大はもちろんのこと、熊大の文学部や法学部に行けるほどの頭はなかったんで(笑)。
− 教育学部に入ってみて、どのように感じましたか?
みんな“人に教える”ということを目的としているので、明るくて、外交的でコミュ力が高い人が多いなと感じました。
学業以外の学生生活について
− 部活やサークルには入っていますか?
サッカー部に入っています。
サッカーは幼稚園のときからずっとやっています。
僕は物事をなかなか長く続けられない性格なんですが、サッカーだけはなぜか続けられています。
唯一、自分で誇れるものです。
大学でも最初はサークルに入ろうと思っていたんですが、気づいたらサッカー部に入っていました(笑)
− サッカー部の練習は週にどのくらいあるんですか?
月曜日が休みで、その他の曜日は練習があります。
だから土日も練習です。
大変そうに見えるかもしれませんが、意外と高校の時と変わらないので慣れれば楽です。
逆に月曜日だけ休みなので、この日はなにをしていいのか分からなくなるんですよね(笑)
− 今の大学生活を一言でいうとなんですか?
「人生の夏休み」ですかね。
高校時代、ずっと先生に言われ続けてて、ちょっと疑ってたんですが、まさに!って感じです(笑)
授業も高校の時のようにびっしり詰まっているわけでも、親の管理下におかれてるわけでもない、自由な時間を楽しんでいます。
さらに、今はコロナでオンライン授業も行われているので、8時40分から始まる一限も、オンラインならば8時30分くらいに起床して、パソコン開いて授業を受けられます。
対面授業もあるんですけど、いま住んでいる家から大学は近いので通学もそんなに大変ではありません。
おかげで、これまで朝寝があまりできなかったんですけど、それができるようになりました(笑)
大学受験について
− 受験勉強はどうでしたか?
人生で一番勉強しました(笑)
高校は推薦で入ったんですが、その高校が鹿児島のなかで3番目くらいにレベルが高い学校だったので、まわりはみんな頭がよくてついていくのに必死でした。
サッカーを5歳から始め、小学校、中学校、そして高校でもやっていたので、サッカーと勉強だけをやっていたといった感じでした。
− 受験生に対してなにかアドバイスはありますか?
僕は中高を通して、いろんな先生に「受験は団体戦」と言われてきました。
本当にその通りだと思います。
受験の時、熊大の判定は、ギリギリBだったんですね。あと1点でCくらいのギリです。
それが、合格できたのは、みんなと勉強したからだと思います。
家に帰ってもどうせやならいんですよ。
だから、仲の良い友だち3・4人集まって、教室で勉強会をずっとやって、教え合っていました。
そして、頭のいいヤツに聞いたりしてたんですよね。
ある時、聞いてた頭のいいヤツがちょっと自分で精一杯になっちゃって、教えてくれなくなりまして、
別のヤツに教えてもらい出したんですが、そいつがめっちゃ真面目で、いいヤツで、すごく親身になって教えてくれました。
最初に聞いてたヤツは受験の結果が思うようにいかなかったんですが、親身に教えてくれたヤツはそれまでの力以上の結果を出していました。ありがたいことに僕らもなんですが。。。
ということで、受験勉強は団体戦。
1人でやるのは、おすすめしません。
みんなでやった方が、自分の学びをアウトプットできて、明快になります。
絶対おすすめです。
残りの学生生活、将来について
− 今、教育学部中学校・保健体育科の3年生ですが、将来は体育の先生を目指してるんですか?
先生をするのであれば、高校の体育の先生がいいかなと思っています。
ただ、僕は必ずしも先生になろうと思っているわけでもないんです。
教員免許をとって、まず別の仕事で社会に出るのもアリかなと。
先生のほとんどは、教員免許を取るとすぐに学校に入るじゃないですか。
学校以外の社会を知らないまま先生になってしまうことになんとなく不安を感じています。
なんか違うなって思うんです。
また、うちの実家は土木の仕事を自営でやっています。おじいちゃんの代から続いているんですが、その仕事を引き継ぐのもいいかなとも考えています。
教員をやってみて、それが自分に合わなければ実家の仕事を引き継ぐのもいいかなとも思いますし、
社会や家業の土木をやって先生になってみるのも面白いんじゃないかな?と思っています。
そしたら、ちょっとまた違った角度で生徒と接せられるんじゃないかとも考えています。
− 大学生活残り1年ちょっとですが、どう過ごしていきたいですか?
自分の将来の方向性を決めて、最後の1年くらいは学生らしくちゃんと勉強して、部活もしっかり締めくくって、充実した学生生活で終わらせたいです。
インタビューを終えて
今回は第十回ミスター熊大グランブリに輝いた坂ノ上 快さんにお話しを伺いました。
5歳からサッカーをやってきて、まさに人との関わり、チームワークを大切にしている体育会系男子!といった感じでした。
また、鹿児島出身で実家が土木の仕事をやっているなかで育ったせいか、とても硬派な印象を受けました。
成人式の日におめでとう!というお祝いの言葉ではなく「これで大型二種免許が取れる歳になったな!」と肩をたたかれたというおじいさんとのエピソードを楽しそうに話してくれました。
そういった職人気質(かたぎ)の環境で育った熊大生というのも初めて出会ったような気がします。
なかなか最近は出会わない“昭和の大学生”感が否めませんでした(笑)
現在、教育学部体育科3年生で、将来は教員になるかどうか分からないとのことでしたが、ある意味真剣に教師になることの責任の重さを考えての迷いを今回のインタビューで感じ取りました。
豪快な側面と教員を目指す者としての優しさと責任感を持ち合わせる、まさしく薩摩隼人でした。
次号で紹介するミス熊大から聞きましたが、ミスの候補者たちからも断然の人気だったそうです。
なるほど。。。最近では絶滅危惧種とされる“漢”がここ熊大に生息していたワケです。
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